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歯ぎしりについて

ブラキシズム(歯ぎしり)

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睡眠中「ギリギリ」と不快な音を出してしまう人といえば、頭に浮かぶ人もいるのではないでしょうか?この「ギリギリ」を歯科ではブラキシズムと言い、歯を悪くする原因の一つでもあります。実はこのブラキシズム、就寝中のみと考えている人も多いようですが、日中も日常的に起こっているケースがあります。歯牙接触癖(Tooth Contacting Habit)と言い、睡眠中の歯ぎしりと同じく、歯を噛みしめることにより歯や歯を支える骨にダメージを与えています。
通常、起きているときは上下の歯は当たっていない状態が正常です。食事や発声のとき以外に歯が当たっていると感じたら、ブラキシズムかもしれません。一度歯や歯肉、歯を支える骨に問題がないか、歯科で見てもらいましょう。


歯ぎしりの原因

グラフ

就寝中の歯ぎしりの原因は、実は現在のところ解明されていません。今の所原因として考えられているのが、ストレス・遺伝・飲酒・喫煙・カフェイン・薬の服用などです。ストレスに置いては、「就職面接」「父子喧嘩」「急ぎの仕事」をしているときはブラキシズムが強く起き、「ハワイで休暇」を送っているときはブラキシズムの発生が弱かったという実験データがあります。このことから、ストレスがブラキシズムに関わっていることが考えられます。とはいえ、原因がはっきりわかっていない以上、根治療法(悪くなった原因から取り除く治療)は難しいと言えますが、歯科ではその対処療法を行うことで、ブラキシズムから歯やその周りの組織を守る治療を行います。


※1Rugh JD ,Solberg WK.(1979)Psychological implications in temporomandibular pain and dysfunction.In : Zarb GA, Carlsson GE・eds. Temporomandibular joint function and dysfunction. St, Louis: CV Mosby,239-258

歯ぎしりの弊害

歯ぎしりが強い人は、「ギリギリ」という不快な音を出してしまうだけでなく、自身の歯や身体にも影響を及ぼすことがあります。

■咬合性外傷

咬合性外傷

歯ぎしりや食いしばる力によって、歯、や歯ぐき、歯を支えている骨、顎の関節を負傷する、咬み合わせによる外傷を負う可能性が高くなります。毎晩の歯ぎしりにより、特に失活歯(神経を抜いた歯)などがあれば、その応力によって破折(歯の根にヒビが入る状態)する可能性があります。破折すると多くの場合抜歯せざるを得なくなります。


■補綴物(詰め物や被せ物)の脱離

フィステル

歯の修復物は、金属やセラミックが利用されています。銀歯の場合、その硬さから噛み合う歯を傷めたり、繰り返す歯ぎしりによりズレが生じて、不良補綴となり二次カリエスの原因となることがあります。セラミックの場合は金属に比べて硬さはないため、噛み合う歯への影響は少ないものの、歯ぎしりや食いしばる力により割れたりかけたりすることがあります。


■知覚過敏

歯質

歯ぎしりによってギリギリと上下左右に歯をこすり続けると、歯の表面の組織であるエナメル質が減っていきます。エナメル質がなくなると中には象牙質・歯髄という柔らかい部分が露出し始め、冷たい飲み物や甘い物、歯ブラシ等の刺激によりしみたり痛みを感じることがあります。


■歯のすり減り

咬耗

歯ぎしりには歯を横方向にギリギリと擦り合わせるグライディングと、上下の歯を噛みしめるグライディングがあります。これらを繰り返すことで歯質は徐々にすり減ってしまい、最終的には露髄といって神経が露出してしまい痛みを伴うことにもなり得ます。
また、すり減りだけではなく時には欠けたり歯冠にヒビが入ったり、そこからむし歯になりおそれもあります。歯に入った亀裂はむし歯・歯の審美障害・歯の破折・歯髄疾患などのさまざまな症状を誘発するおそれがあることが分かっています(※2)。「歯が小さくなった」「欠けた」「ヒビのようなものがある」と感じたら早めの受診をお薦めします。


■頭痛・肩こり

補綴物

歯ぎしりは顎を上下・左右に動かす動作を繰り返します。その動作は無意識であっても筋肉を使っています。人が寝ているときの咬合力は、50kg〜100kgと言われており、ある研究では覚醒時思い切り噛む力の116%に相当するという結果も出ています。つまり、それだけの力を顎の筋肉が発揮しているということです。顎の筋肉は、肩や腰の筋肉にも干渉し、それが原因で肩こりや頭痛に関係することが分かっています。また、筋肉を毎日繰り返し使っていると、身体は筋肉質になるように、顎もそれによりエラが張ったり、口の中に骨隆起という力こぶができたりします。


【参考文献】※1 西川啓介 坂東永一 中野雅徳,(1998) 睡眠時ブラキシズムにおける咬合力の研究 補綴誌 42; 740~746
【参考文献】※2 韓 臨麟, 砂田 賢, 岡本 明, 福島 正義, 興地 隆史(2008) エナメル質亀裂の発生状況と関連症状に関する臨床調査 日本歯科保存学雑誌 51(6); 614-621


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