インプラントとは、歯が抜けてしまった部分の顎 (あご)の骨にチタン製の人工歯根(しこん)を埋め込み、その上から人工の歯を装着する治療方法です。
人工歯根は顎の骨としっかり結合しますので、ブリッジや入れ歯と異なり、周りの歯に干渉せず単独で歯としての役割を果たす欠損補綴(歯が抜けた後の治療法)です。
当院は、これまで4,500本以上のインプラント治療経験・実績をもとに、より良い治療環境でインプラント治療に取り組むため、
県内でも指折りの設備を整えたインプラントルームを開設いたしました。インプラント治療に欠かせない歯科用CT診断装置、クリーンルームや滅菌システムに加え、術前のお話や術後の休憩ができるリラックスルームも完備し、手術時のリスクを軽減するためのあらゆる予防策を講じています。
また、術者となる全ての歯科医師が同じ水準の治療を行えるよう、治療を提供する歯科医師はインプラントのセミナーや勉強会に参加し、院内でも技術や知識をシェアし、知識・技術の向上に努めています。
ICOI国際口腔インプラント学会専門医がカウンセリングから手術の執刀まで、責任を持って治療計画の管理をしています。どの歯科医師が手術するでも、必ず理事長を含めた全員で症例検討を行い、万全の体制で治療に望みます。
「ICOI(International Congress of Oral Implantologists)」とは、アメリカを中心に全世界で活動しているインプラントの専門学会で日本には約200人の認定医が存在します。
医療法人社団アップル歯科クリニック全体の埋入実績
年別 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 |
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埋入本数 | 27本 | 55本 | 50本 | 135本 | 191本 | 217本 | 479本 | 558本 | 426本 | 319本 | 389本 | 466本 | 453本 | 520本 | 488本 | 498本 |
合計 5,267本 |
2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
埋入本数 | 27 | 55 | 50 | 135 | 191 | 217 | 479 | 558 | 426 | 319 | 389 | 357 | 353 | 291 | 243 | 290 |
症例数 | 12 | 18 | 24 | 60 | 87 | 98 | 138 | 197 | 186 | 106 | 179 | 163 | 163 | 162 | 145 | 173 |
※明石アップル歯科のオールオン4等の症例を含む、全てのインプラント埋入本数・症例数は上記の数字になります。
インプラントは、外科手術の必要な治療です。そのため、熟練した技術や深い知識を要し、選ばられた歯科医師にのみできる治療であると思われがちです。
しかし、インプラント治療において重要なのは、実は術前資料と治療計画です。現在の口腔内や歯、骨がどんな状態で、全身の健康状態はどうか、インプラントをどこにどの角度で埋入し、どの程度の免荷期間を要するのか。当院ではインプラント治療を担当する全ての歯科医師の症例を、ICOIインプラント学会指導医・日本口腔インプラント学会専修医の吉見が確認しています。
インプラントは難しい治療ではありますが、当院では複数の歯科医師がその施術に対応し、更に指導医が治療計画を確認しています。ですから、当院では喫煙習慣のある方や全身疾患のある方等の2%を除く、98%程度の治療成功率を納めています
わかってきたこと
2018年 全国抜歯原因調査結果より
歯が失われる原因で最も多かったのが「歯周病」(37%)で、以下「むし歯」(29%)、「破折」(18%)、「その他」(8%)、「埋伏歯」【注】(5%)、「矯正」(2%)の順でした。
歯周病患者のインプラント治療
歯を失う原因として最も高い割合を占める歯周病、それでは歯周炎で歯が抜けた場合はどのような治療が適しているのでしょうか。まずは歯垢や歯石を除去し、清潔な状態を保つことで、細菌の数をコントロールすることが大切になります。適切なセルフケアと歯科医院における専門的なクリーニングやアプローチを継続的に続けることが必要となります。 次に考えなければならないのが「口腔機能回復治療」となります。これが欠損補綴(歯が抜けた後の治療)ということになります。日本歯周病学会会誌の論文(※1)には、「歯周炎によって歯を失った患者に対して欠損補綴を行う場合,自立型の補綴装置であるインプラント義歯は残存歯の咬合負担を軽減出来るため,隣接する歯周炎罹患歯の延命にも寄与できる。」と、歯周病患者へのインプラント治療の有用性が記された論文が掲載されています。簡単にな言葉に置き換えると、歯周病で歯が抜けてしまった方にとって、他の歯や隣の歯を歯周病から守るために有効であるという解釈になります。
歯周炎患者におけるインプラント治療は不可欠の治療オプションといえる。
適切な情報提供と資料のお渡し
当院では、インプラントを含めて全ての治療においてカウンセリングを大切にしています。まずは患者様の状態をうかがって、どのような治療があって、どれだけ選択肢があるのか、今自分の歯がどういう状態なのかなど、詳しくお話しします。また、費用や支払い方法など、お話ししにくい内容も、気兼ねなくご相談いただけるよう、専門のコーディネーターがお話しを伺う機会も設けています。
さらに、いくらカウンセリングでは理解できても、家に帰ったら忘れてしうことも考えられますので、説明する内容に加え、それ以上のことを記した資料をお渡ししています。インプラントは、自分が希望する治療であってもご家族のご反対により諦められるという方も少なくない治療です。ですから、カウンセリングにはご家族の方の同席を推奨しています。
しっかり話し合いを重ね、資料を見ることで、あなたにとって良いと思う選択をして頂ければと思います。
入れ歯の長所
入れ歯の短所
入れ歯の短所治療回数
ブリッジの長所
ブリッジの短所
治療回数
インプラントの長所
インプラントの短所
治療回数
インプラントが入れ歯・ブリッジと決定的に違うところは、単独で歯と同じ役割を果たすため、隣り合う歯や噛み合う歯への影響が少ないことです。残った歯の延命に寄与できるということは、論文でも取り上げられています。高橋 慶壮(2016) 歯周炎患者におけるインプラント周囲炎の病態と治療法 日本歯周病学会会誌 58,236-253
欠損補綴(歯が抜かた後の治療法)においては、歯科医師は上記の3つを説明する必要があります。実際どの治療が良いのかは、ご自身でカウンセリングを受けてご判断下さい。中には、義歯が合う方もおられれば、ブリッジを希望される患者様もおられます(天然歯を大きく削る場合はお薦めしません)。また、自由診療であれば良い義歯もあれば、白いブリッジもあります。それぞれのメリット・デメリットを説明した上で、歯科医師側が考える良い治療法と複数の選択肢をご用意するのが当院の方針です。ご自身にとって「良い」と思われる選択をして頂ければ、当院はその治療に最善を尽くします。
精密検査が終われば、手術までに歯周病の治療や口腔内を衛生的に保つための治療を行います。「そんなのはいいから」と思われる方もおられますが、インプラント手術は外科治療を伴うため、菌からの感染リスクを下げる必要があります。そのため、この工程は非常に重要な治療となります。
STEP1
インプランターという切削機を使って、インプラントを埋入する穴を開けます。
病巣がないなど、骨の状態が良い方は抜歯痕を利用して埋入する穴を開ける抜歯即時埋入という方法を選択することもあります。
STEP2
埋入するインプラントの経や長さ、角度などは予めCTなどの精密検査資料から計算し、治療計画を立てておきます。
治療計画に沿ってインプラントを埋入します。埋入後は縫合し、1週間後に抜糸します。
※フラップレス手術の場合は縫合と抜糸はありません。
STEP3
インプラント体を埋入後は、先端をキャップで覆い、固定されるまで2~5ヶ月待ちます(免荷期間)。
免荷期間は経過チェックや、お口の状態が悪くならないようにクリーニングに起こしい頂くこともあります。
免荷期間中、前歯など日常生活に支障を来すような場合は仮歯を着けて過ごします。
STEP4
骨とインプラントの安定を確認し、問題がなければキャップを外してアバットメントを装着し、被せものの型をとります。型取りの後は仮歯を作成し、色味や咬み合わせを整え最終歯の作成に入ります。
STEP5
土台の上に出来上がった人工の歯を装着します。
微妙な調整や色味の確認を行い、問題がなければ治療終了となります。
STEP6
インプラントを長持ちさせるには、自分の歯と同じような手入れが必要です。
日本歯周病学会会誌、「歯周炎患者におけるインプラント周囲炎の病態と治療法」という論文にも「インプラント治療後のメインテナンスおよび残存歯のSPTが重要になる。」(※1)と示しています。ブラッシングはもちろん、4ヶ月に一度の定期検診を受けてください。
インプラント治療後のメインテナンスおよび残存歯のSPTが重要になる。
インプラント治療は、1950年代に、スウェーデンゲッツバーグ大学の整形外科教授のブローネマクル先生が、チタンが骨と直接結合するという、オッセオインテグレーションという現象を発見したことに始まりました。
それ以来、インプラント治療はさまざまな問題点を克服し、その成功率(10〜15年の累積生存率)は上顎で90%程度、下顎で94%程度という高い成功率(※1)を示し、20 年以上経過したインプラント患者のアンケート調査の結果(※2)では『インプラント治療に対する評価では「非常に満足」 「大体満足」を合わせると 93%であった』という高い満足度が報告されています。
もちろん、治療の予後には個人差はありますが、「インプラント自体」の安全性を数値で考えるのであれば、これだけの研究結果が出ていることは少なくとも不安を払拭する一つの材料にはなると考えます。
そこで治療を行う上でもっとも考えなければならないのが、自身が治療をする歯科医院の選び方となります。どれだけ治療そのものが優れていても、知識や技術が足りない歯科医院で治療をしてしまうと、思った結果が得られないということもありえます。以下ではどのような点に着目し、歯科医院を選ぶべきなのかをご提案致します。
※1上顎で90%程度、下顎で94%程度という高い成功率
※2)インプラント治療に対する評価では「非常に満足」 「大体満足」を合わせると 93%であった
インプラントは歯科医師免許があれば、施術が可能な治療です。そのため、知識や技術がなくてもやろうと思えば出来てしまうところが、インプラント治療の怖さの一つでもあります。そこで、歯科医院・歯科医師選びの一つのポイントとして、担当する歯科医師がどのような学会・セミナー・スタディグループで勉強してきたかを知ることは、一つの判断材料になり得ます。中にはインプラントメーカーの行うセミナーを受けただけでインプラントを始める歯科医師もいます。インプラントの治療実績や受講したセミナー・学会・スタディグループ、またそれらに症例提出の義務があるかどうかなどを患者に公開しているかどうかは、歯科医師を選ぶ一つのポイントとなります。
当院ではインプラント治療を提供するすべての歯科医師が実習を伴うセミナーに参加し、日本口腔インプラント学会(専修医)を始めとする様々な学会の認定資格を持つ歯科医師んじよる治療計画の確認と、未熟な歯科医師が一人で治療にあたることが無いよう単独で治療が出来る歯科医師を限定しています。
インプラント治療の失敗の原因のひとつとして、術前・術後・術中の感染があります。術前の口腔内の菌を削減する処置や術後の消毒、更には手術に使う器具をいかに滅菌しているかどうかは術後の感染・腫れ・痛みに置いて全く代わってきます。
知っておくべきことは、治療に使用する器具の滅菌方法や保存方法、また、施術をする場所が個室であるかや術衣の有無もわかりやすい判断材料です。
アップル歯科ではすべてのお口に入る手術器具は、高圧蒸気滅菌器による滅菌を行い、使用の直前に滅菌パックを開封し清潔な状態のものを使用することを徹底しています。また、術衣・帽子の着用を義務付け、滅菌が不可能なものに関してはディスポーサブル(使い捨て)で対応することにより、人や器具から患者様への感染を予防しています。
インプラント手術は外科的な処置を伴う治療です。そのため歯科医師は患者様の全身の健康状態や投薬状況、不安や悩みを理解する必要があり、それに伴い治療計画の説明とメリットだけでなくデメリットやリスクも説明をする必要があります。これらを手術前に行うかどうかを確認することは、歯科医院選びの一つの指標となると考えます。
例えば当院では、インプラント治療を行う患者様に対しては、最低でも2回以上のカウンセリングを行います。治療選択の為のカウンセリングに加え、手術前のカウンセリングを行うことで、手術時や手術後の注意点から、当日の行動まで、細かに説明し、同意書を頂いた上で治療をご提供しています。
インプラント埋入手術時、特に気をつけなければならないのが、全身の健康状態です。当日の血圧や持病の有無、それらに伴う医科の医師との連携は、安全性を担保する上で最も重要な項目の一つとなります。
当院では、全身の疾患がある場合は事前に医科の医師に確認を行い、治療可能かどうかを判断したり、手術を中止する症状や血圧などをマニュアル化することで、手術に伴う事故のリスクを可能な限り削減するよう努めています。全身疾患の既往や長時間の手術時などは、必要に応じて歯科麻酔医を招き、全身状態を確認しながら手術を行います。また、有事の際の医科との連携や受け入れ先なども提携ことで、安全に治療を行うための危機管理を徹底しています。
手術時間が長くなると患者様にとっては疲労だけではなく、手術部位への侵襲も大きくなります。手術はなるべく簡単にすばやく行うことが大切です。
そのためには手術の方法や術式を予め計画し、説明することが大切となります。
当院の場合、手術前のカウンセリングにて治療計画を説明し、その治療計画に必要な時間を決めて手術を行っています。時間内で治療を終わらせることは患者様に取って予定を立てやすいだけではなく、手術による侵襲を抑えることにも繋がります。
インプラント治療は、噛めるようになったら終わりではありません。前述(※1)したように、インプラントの10〜15年の累積生存率は90〜94%と言われていますが、それを高めるためには、継続したメインテナンスが重要となります。インプラント撤去にいたる原因としては、インプラント自体の歯周病(インプラント周囲炎)や、天然歯の崩壊による負担過重などがあげられます。インプラントはもちろん、ご自身の天然歯を守るためにも、メインテナンスは非常に重要です。厚生労働省の歯科インプラント治療指針にも『歯科インプラント治療後に長期の良好な予後を得るためにはメインテナンス(支持療法)が重要である』という記述があります。
当院では治療後、3~4ヶ月に一度来院していただき、歯周病予防(PMTC)とインプラントの支持療法を行うことにより、インプラントと他の歯のメインテナンスを行っています。
当院では、患者様の希望や状態によって、インプラント埋入手術の際に麻酔医を同席させることがあります。
麻酔や全身状態についての専門的あん知識を持った専門スタッフが加わることで、患者様の痛みや不安を取り除き、長時間の治療であってもスムーズに治療を進行することが可能となります。
メリット
健忘効果のある薬剤を使い、まるで眠っているかのような感覚の中で手術が終わります。さらに健忘効果により手術における外科的な恐怖心や時間的侵襲など、術後はほとんど記憶しておらず、患者様が感じるストレスを軽減します。日本口腔インプラント学会誌では、術中に疼痛を感じたと答えた患者は55名中わずか2名 (3.6%)しかいなかったというアンケートの調査結果が出ています。
この方法では全身疾患の持病を持つ方にも有用性を発揮しますので、より安全な診療環境を提供することが可能になります。
また、専門の麻酔医が患者をコントロールすることにより術者の負担は大幅に軽減され、時間短縮や高い精度の治療を成功させる大きな要因になります。
※1)術中に疼痛を感じたと答えた患者は 55名中わずか2名 (3.6%)しかいなかった
インプラントを検討されて歯科医院に行ったものの「骨が足りないから出来ない」「前歯は出来ない」「糖尿病」や「高血圧」、「骨粗しょう症」のために断られたという方が、少なからず当院に相談に来られます。しかし、その中でも少なくない割合でインプラントが可能な場合があります。中でも「骨が足りない」「前歯は難しい」という理由の場合、骨を作ってあげることによりインプラント治療を受けられる可能性は大きくなります。当院では下記を初めとした骨造成を得意としており、多様な症例に対応しています。
インプラントを行う歯科医師の中でも、骨造成が出来ないというドクターは少なからずおられるようです。しかし、インプラントを必要とする患者様の多くは、歯周病や抜歯後の経過期間により骨が吸収されているという場合もまた少なくありません。当院では、あらゆる骨造成に対応できるような設備や機器・材料を導入し、トレーニングを積んだ歯科医師が骨から考えたインプラント治療を心がけています。日本歯科補綴学会の論文には「骨造成が成功裏に行われれば、その組織は長期に安定性することが予測される。そして、インプラント治療をおこなった患者の QOL に多大な貢献することになる」とまとめてあります。つまり、骨造成を成功させることは即ちインプラントを長期的に使用できるためのステップであり、ひいては患者様の生活の質に貢献出来るものであると読み解くことができます。一度断られたからと諦められた方、よろしければ一度ご相談にお越し下さい。
※1)骨造成が成功裏に行われれば、その組織は長期に安定性することが予測される。そして、インプラント治療をおこなった患者の QOL に多大な貢献することになる
GBR (骨誘導再生) 法
骨が足りない部分に人工骨(自家骨)を補填し、メンブレンという膜で覆います。4〜6ヶ月ほど免荷期間を置くことで、歯槽骨が再生されインプラントを固定することが可能となります。
骨がやせてしまったためインプラントを埋入するのに「十分な骨幅がない」「高さがない」部分に応用します。しっかりとした骨にインプラントを埋入することは長持ちさせるための重要なファクターです。
上顎洞挙上術(ソケットリフト、サイナスリフト)
上の奥歯が抜けてしまい、その部分にインプラントを埋入する場合、多くのケースで必要となる手術 (GBR法の一種)です。
ソケットリフト法
インプラント体の挿入口から移植骨や骨補填材を挿入して、上顎洞の底部分を押し上げるテクニックです。
インプラントを埴立する位置に、まずドリルを使用し骨を約1mm残し、専用の器具で槌打して骨を抜きます。
そして、器具で骨を押し上げ粘膜を拳上し、骨移植材を填入し、インプラントを埋入します。
サイナスリフト法
サイナスリフト法には移植骨の生着を待って二次的にインプラント埋入を行う方法と骨移植と同時にフィクスチャーを埋入する方法とがあります。
骨移植と同時にインプラントを埋入する方法は上部構造装着までの期間が短縮され、手術回数が減って患者の負担が少ないという利点がありますが、インプラントの成功率は少々低くなり、適切な方向へインプラントを埋入するのが難しくなるデメリットがあります。
これに対し、増骨が終了した後、インプラントを埋入する方法はほぼ100%に近い成功率を得ることができます。
骨移植後インプラント埋入までの期間は7~8ヶ月といわれていますが、骨移植時にPRP法を施せば5~6ヶ月に短縮できます。
上顎洞側壁骨の相当部の歯肉を切開し、骨窓を開け、骨窓を下から内側に押し上げて上顎洞底部の粘膜を拳上します。
次に拳上して出来たスペースに移植材を入れます。
移植材を入れた後、外側を粘膜で被い歯肉を縫合して6ヵ月間放置し、造骨を待ちます。
上の歯は上顎骨(じょうがくこつ)とよばれる骨の中に埋まっていますが、奥歯の歯根の先には上顎洞とよばれる空洞が存在します。奥歯にインプラントを埋入する際には、空洞に突き抜けないよう空洞を持ち上げる手術(ソケットリフト、サイナスリフト)が必要になります。
ネイザルリフト法
上顎に十分な骨がない場合に、鼻の下に骨を作り鼻腔底を持ち上げて鼻の下に骨を作ります。
笑顔でお答えします
など、インプラントに関していろいろな悩みや疑問がある方、お気軽にご相談下さい。
ご相談内容に対して出来る限りわかりやすく、資料や図を用いて説明します。
無料カウンセリングを受けて頂いたからといって、必ず治療をしなければならないということはありません。
まずは、お気軽にご相談下さい。
お電話または簡単WEB予約からの予約が可能です。ご予約時に「インプラント無料相談希望」とお伝え下さい。(ネット予約の場合は備考欄に「インプラント無料相談希望」とご入力下さい。)
お時間は1時間程度(歯科医師との相談は30分程度)となります。
ご家族や恋人、ご友人とご一緒に起こしいただくことも可能です。ただし、カウンセリングルームでお話するにはご本人様を合わせて2名程度となります。
無料相談で出来ないこと
治療をするかしないかは、ご自身でじっくり考えて下さい。もちろん「インプラント治療をしない」という選択肢もありますし、「他の治療」をご希望された場合も対応可能です。
インプラント治療の際のご注意
インプラント治療は自分の歯と同じ様に使用・清掃が可能な成功率が高い治療ですが、リスクがないわけではございません。インプラント埋入手術や治療終了後には、以下のような症状・状態が起こりえる可能性があります。アップル歯科クリニックでは以下の内容を治療前にご説明し、個々の状態に応じて起こりやすいリスクもお話した上で、同意のもとインプラント治療を行ないます。
アップル歯科は、おもてなしの心と最良の医療を提供します。
インプラント治療を希望される方の多くが、複数歯の治療です。その多くの原因は、悪くなり始めてもなかなか治療が始められなかったことになります。もちろん、1本のむし歯で来られる方もおられますが、「忙しい」「面倒くさい」「歯医者が嫌い」など、様々な理由で治療スタートが遅くなることがあるようです。2〜3本失ったところで「何とか食い止めたい」とご相談に来られる方もおられますが、歯周病やむし歯が進行し、残っている歯も今にも抜けそうなほどボロボロになってしまわれる方もおられます。
その状態でインプラント治療を歯の数だけしようとすると、費用も高額になりますし、手術も負担の大きなものになってしまいます。
All-on-4の特徴
そんな状態からコストを抑え、尚且期間も比較的短く終わる治療法がAll-on-4です。All-on-4とは4本(上顎は6本)に全ての歯を並べる治療法です。手術は静脈鎮静麻酔下で行うため、治療時の痛みや不快感の記憶は残らないことがほとんどです。また、費用も全ての歯をインプラントすることに比べれば大幅に負担を抑えられます。(通常37万円のインプラントを14本(片顎)行うと518万円+骨造成の費用+審美部位(前歯)は+3万円×6本となります)
治療期間も3〜6ヶ月と比較的短く終わりますので、多数歯欠損の患者様に喜ばれている治療の一つです。
メリット
デメリット
総義歯
人口の歯を歯ぐきに被せて固定する入れ歯です。保険が使えるもから自由診療の精密な義歯まで種類は様々ですが、毎日取り外して洗浄が必要で、中には会話中にはずれてしまうこともあることから、「義歯だけは嫌だ」という方も少なくありません。歯としての機能も他の治療に比べ回復の幅は狭く、食べ物が義歯と歯ぐきの間に挟まったり、温度を伝えないために味わえないという不満を持つ人もおられます。また、長期間義歯を使用していると、顎が痩せてしまうことが多く、顔が老けたり作り変えが必要なこともあります。ただし、治療期間が短い・費用が抑えられるというメリットは、人によっては大きなものとなります。
フルマウスインプラント
歯が抜けた(抜歯する)部位に元の歯と同じ数のインプラントを埋入(場合によってはブリッジも有り)し、見た目や構造上、天然の歯に近い状態を保つ治療です。使用感は咬み合わせを考えて治療を行えば全顎的な治療の中では群を抜いて良いものと感じる方が多いですが、埋入した分だけ費用がかさむため、なかなか治療に踏み切れない方も多くおられます。また、埋入時の手術も何度かに分けることも多く、その分患者様への心身の負担もかかります。しかし、見た目も機能もしっかり治したいという方にとっては、適した治療です。
All-on-4
下顎なら4本、上顎なら6本の歯に全ての歯を並べる治療です。歯を並べる歯ぐきの部分も人工的なものになるため、フルマウスインプラントほどの使用感の回復は感じないかもしれませんが、取り外しの必要がなく、日常生活ではわからない程度の仕上がりになりますので、喜ばれている治療の一つです。治療期間・費用・手術時の侵襲の面でフルマウスインプラントよりこちらを選ばれる場合が多く、骨が少なくても治療が可能な場合が多いため、これまで義歯で骨が少し痩せてしまった方でも治療できることから夜転ばれている治療です。
総入れ歯 | フルマウス | All-on-4 | |
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審美性 | × | ◎ | ◎ |
耐久性 | × | ◎ | ◯ |
治療期間 | 1ヶ月前後 | 1〜2年 | 3〜6ヶ月 |
治療の痛み | ◯ | ◯(局所麻酔) | ◎静脈鎮静麻酔 |
違和感 | × | ◎ | ◯ |
口の中の衛生面 | × | ◎ | ◎ |
治療・リスクについて
All-on-4治療は手術当日に仮歯が入り(例外有)インプラントにより安定した上部構造を維持できる治療ですが、リスクがないわけではございません。インプラント埋入手術や治療終了後には、以下のような症状・状態が起こりえる可能性があります。アップル歯科クリニックでは以下の内容を治療前にご説明し、個々の状態に応じて起こりやすいリスクもお話した上で、同意のもとインプラント治療を行ないます。
Before
After
治療の内容 | パーフォレーション(歯の根に穴が開く症状)した歯に対して、抜歯即時埋入術によるインプラント治療を行った |
---|---|
期間・回数 | 10ヶ月・7回(カウンセリング・検査含む) |
費用 | 自由診療:プレミアムインプラント✕1歯 450,000円+税 |
リスク・副作用 |
|
Before
After
治療の内容 | 歯根破折した歯の抜歯、抜歯即時埋入によるインプラント、隣在歯の補綴治療。 |
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期間・回数 | 10ヶ月・11回(カウンセリング・検査・歯周病治療含む) |
費用 | 自由診療:スタンダードインプラント✕1歯+補綴治療✕1歯+骨造成 合計 550,000円+税 |
リスク・副作用 |
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Before
After
治療の内容 | 前歯部インプラント、上顎右前歯のセラミック補綴、下顎前歯の部分矯正・ホワイトニング等の総合治療。 |
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期間・回数 | 1年3ヶ月・19回(カウンセリング・検査・歯周病治療含む) |
費用 | 自由診療:プレミアムインプラント✕1歯+骨造成+部分矯正+ホームホワイトニング 合計 850,000円+税 |
リスク・副作用 |
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Before
After
治療の内容 | インプラント治療4本と骨造成の治療。 |
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期間・回数 | 1年2ヶ月・11回(カウンセリング・検査・歯周病治療含む) |
費用 | 自由診療:スタンダードインプラント✕4歯+骨造成 合計 1,630,000円+税 |
リスク・副作用 |
|
Before
After
治療の内容 | インプラント治療9本、骨造成、セラミック補綴6本、ホームホワイトニングによる総合治療。 |
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期間・回数 | 2年1ヶ月・17回(カウンセリング・検査を含む) |
費用 | 自由診療:ベーシックインプラント✕9歯+骨造成+セラミック補綴✕6歯+ホームホワイトニング 合計 4,110,000円+税 |
リスク・副作用 |
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Before
After
治療の内容 | インプラント治療2本、銀歯1本をセラミック補綴へ替える治療。 |
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期間・回数 | 10ヶ月・8回(カウンセリング・検査を含む) |
費用 | 自由診療:スタンダードインプラント✕2歯+セラミック補綴✕1歯 合計 800,000円+税 |
リスク・副作用 |
|
インプラントは主に保険の効かない自由診療となります。一部保険での治療が可能なものもありますが、それはある特定の条件(ガンなど)を満たした方のインプラントデンチャー(インプラントを使った入れ歯のような治療)が主になっています。
そのため、ほぼ全ての患者様が一般開業医でインプラント治療を受ける際は、自由診療での治療となるわけです。そこでよく挙がる意見として「なぜ医院によって費用が違うのか」「なぜもっと安くでできないのか?」というお声です。
歯科医院において自由診療は歯科医院ごとの判断によって決めらます。だからといってアップル歯科では「大体これぐらい」という大まかな算段で出しているわけではなく、「きちんとした治療を維持する費用」として治療費を設定しています。
インプラント手術において直接かかってくる費用
インプラント治療にかかってくる費用は
などが挙げられます。しかし、実際にはこの上に設備投資や知識修得の技術の修得のための費用、そしてそれらのアップデートの費用が必要となってきます。例えば手術室やCTなどの診断機器、滅菌や感染予防のための機器・設備がそれにあたります。さらにそれらの保守や運用。それらを含め、更にきちんと資料撮りを行い、患者様一人ひとりに時間を取って治療す場合の費用として算出しています。
インプラントだけの治療は行っておりません。
当院のインプラント治療は、まずその歯を失う原因から治療していくことを基本として考えています。例えば歯周病で周りの歯も弱っているところに、失ったところにだけインプラント治療をいきなり行うようなことは致しません。そのため当日来て翌日インプラントというようなこともまず出来ません。まずは歯を失う原因となった歯周病を改善しながら、インプラント治療を行っていきます。アップル歯科のインプラント治療は、歯が抜けた原因まで含めて、今後これ以上悪くならないための欠損補綴治療の一つとして手術を含めた治療計画を立案させて頂いています。
なぜ同じ歯科医院でも、種類によって費用が異なるの?
当院のインプラント治療にはエコノミー・ベーシック・スターンダードの3種類と、更に審美性を高めたい場合のプレミアムの費用帯があります。これらはでは何が違うかというと、まずはインプラントのメーカーと保証内容、更に臨床における実績・成績です。プレミアムに至っては、審美性に優れた技工所に高級な補綴(被せ物の部分)を依頼しています。意外かもしれませんが、最も多く選ばれているのは保証の充実したスタンダートで、次いでベーシック・プレミアム・エコノミーという順になります。もちろん、当院の歯科医師が信頼しているインプラントであるとういことも加味されますが、当院でインプラントを治療される方は、費用よりも信頼性を求められておられるのかともしれません。
種類 | 説明 | 料金 |
---|---|---|
![]() エコノミー 手術代 |
【オステム社】 世界シェア4位のインプラントメーカー。アジア人の骨格に合わせて開発されています。 |
250,000円+税 |
![]() ベーシック 手術代 |
【京セラメディカル】 国内メーカーで日本人向けに開発されたインプラントです。HAコーティングされたタイプもあり、骨が薄いところや骨造成を行った場所に適しています。 |
300,000円+税 |
![]() スタンダード 手術代 |
【ノーベルバイオケア社】 世界三大インプラントメーカーの一つと言われている、最も長い臨床実績を持つインプラントです。当院での臨床実績からも、最も信頼しているインプラントメーカーです。 |
370,000円+税 |
![]() プレミアム 手術代 |
【ノーベルバイオケア社】 信頼のおけるインプラントと、審美性の優れた補綴物を被せ、ミクロ単位の超精密な咬み合わせを調整するプレミアム治療です。 |
平均450,000円+税 ※別途お見積 |
※上記費用には手術代・抜糸代・被せ物代・仮歯代・麻酔代・光照射(接着力UP)代が含まれています。 治療期間…2〜6ヶ月、治療回数…4〜7回 |
種類 | 説明 | 料金 |
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![]() 歯科用CTX線検査 |
コンピューター断層撮影法により、アゴの骨の形状・厚み・歯の根の形などを3次元で確認することができます。当院でのインプラント治療においては必ずCTによる診断を行います。 | 30,000円+税 |
![]() 精密検査 |
模型・口腔内・顔・口元の写真・10 枚法レントゲン・パノラマ・セファログラム・顎関節パノラマ・フェイスボーマウント・歯科用CT等・姿勢の写真等、治療計画に応じてありとあらゆる資料を採取します。 | 70,000円+税 |
種類 | 説明 | 料金 |
---|---|---|
![]() GBR |
抜歯や歯周病のために痩せてしまった骨に人工の骨を使って再生させる方法です。 | 50,000円+税 |
![]() ソケットリフト |
口の中から上顎洞底部という空洞の手前にある膜を持ち上げ隙間を作り、骨を移植したり再生療法によって骨造成を誘導する治療法です。 | 50,000円+税 |
![]() サイナスリフト |
上顎のインプラントで上顎洞部の骨が少なく、即時埋入が出来ない場合に側方からアプローチして上顎洞に骨を足す治療法です。 | 150,000円~200,000円+税 |
![]() 骨造成 |
インプラント治療時に骨が足りない場合に骨を足す処置です。 | 100,000円+税 |
![]() 抜歯即時埋入 |
抜歯後にそのまま(免荷期間をおかずに)インプラントを埋入する方法です。 | 50,000円+税 |
![]() ブロック骨移植 |
インプラントを行う場所に自分の骨を他の部位から削りだして移植する方法です。 | 100,000~150,000円+税 |
種類 | 説明 | 料金 |
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![]() エコノミー アクリリックレジン |
片顎に4~6本のインプラントを埋入し、その上に全ての歯を並べる治療法です。少ないインプラントで多くの歯をカバーできる活気的な方法で、上物にアクリリックレジンとい素材(義歯の床などに使われる素材)を使います。咬合が強い方の場合、割れることもありますので修理やメインテナンスが必要です。 | 上顎:2,200,000円+税 下顎:1,800,000円+税 |
![]() スタンダード チタンフレーム |
All-on-4のオプションで、破折しにくいチタンを使用した上部構造です。チタン製ですから強度に優れ、親和性も高い素材のため、当院でも推奨しています。 | 上顎:2,700,000円+税 下顎:2,300,000円+税 |
![]() プレミアム チタン+セラミック |
All-on-4のオプションで、破折しにくいチタンのフレームと、審美性に優れたセラミックの歯を使用した上部構造です。 見た目や使用感も高く、親和性に優れていますのでアレルギーなども少ない素材です。 |
50,000円+税 |
![]() サイナスリフト |
上顎のインプラントで上顎洞部の骨が少なく、即時埋入が出来ない場合に側方からアプローチして上顎洞に骨を足す治療法です。 | 上顎:3,700,000円+税 下顎:3,300,000円+税 |
![]() 仮歯 |
All-on-4の手術後、仮歯期間中に仮歯が壊れてしまった場合の費用です。2つ目までは対応いたしますが、3つ目からは費用が発生します。 | 150,000円+税 |
種類 | 説明 | 料金 |
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![]() メタルボンド |
フルマウスインプラント治療におけるメタルボンドを使用した際の補綴込みの費用です。費用はおおよその目安となります。 | 3,500,000円~4,000,000円+税 |
![]() ジルコニア |
フルメタルインプラント治療におけるジルコニアを使用した際の補綴込みの費用です。費用はおおよその目安となります。 | 4,000,000円~5,000,000円+税 |
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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診療開始 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 |
診療終了 | 18:30 | 18:30 | 13:00 | 18:30 | 18:30 | 17:00 |
休診日:日曜・祝日
※日曜・祝日診療は下記診療カレンダーをご覧下さい。
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