歯周病は感染者数の多い感染症とされており、ギネス・ブックにも掲載されいる、非常に罹患率の高い病気です。また、この感染症は、感染者数が多いだけでなく、歯が抜ける原因の第一位を占めるほど感染によるリスクの高い病気でもあります。
歯周病(歯槽膿漏)とは、歯の歯茎に近い部分についた歯垢(プラーク)の中にいる、細菌によって引き起こされる病気です。歯と歯茎の境目についた歯垢から歯の根元にそって歯周病菌が入り込み、歯を支えている周りの組織をじわじわと壊していきます。そのままにしておくと、歯が抜け落ちてしまいます。
歯周病(歯槽膿漏)が進行すると、歯茎が退縮したり、歯がグラグラしたり、痛くて上手く噛めなくなったりします。
歯の周りには、歯を支える色々な組織があり、歯周病にはこれらの組織が細菌に感染して起こります。
第二回 永久歯の抜歯原因調査報告書(8020財団)
正常な歯の周りの組織
歯肉炎
歯肉ポケット:2~6mm
歯と歯茎の間の溝に歯垢(=細菌)がたまり、歯茎が炎症で腫れて、歯肉ポケットができています。
軽度歯周病
歯周ポケット:3~5mm
歯茎の腫れが大きくなり、歯周病菌が歯の周りの組織に侵入し、歯を支えている土台となる骨が破壊され始めました。
中等度の歯周病
歯周ポケット:4~7mm
炎症がさらに拡大して、歯の周り骨も歯の根の長さの半分近くまで破壊され、歯がぐらつき始めました。歯周ポケットもさらに深くなっています。
重度歯周病
歯周ポケット:6mm以上
歯の周りの骨が半分以上破壊され、歯はグラグラです。
歯周病では、歯周ポケットが深くなり、そこに歯周病の原因となる細菌が住み着きます。細菌にも種類がたくさんあるのですが、このような深いポケットに住み着くタイプの細菌は強い匂いを放つ物質を放出します(日本臨床歯周病学会 より)。これらは卵や野菜が腐った時に発生するガスと同じような匂いです。 自分の口臭は気づきにくいですが、歯周病にかかっているとこのような不快な臭いがお口から発生しています。
歯周病は歯の周りだけでなく、歯周病原菌が血液中に入ったりすると、以下のように全身的な病気の原因となる可能性があります。
特に、歯周病と糖尿病はお互いに影響を与え合うことがわかっていて、歯周病にかかっていると糖尿病にかかる確率が2.6倍も上がるといった調査結果もあります。(平成26年(2014)患者調査の概要)
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