前歯が前方へ突出している状態は俗称で「出っ歯」と呼ばれています。出っ歯は決して珍しい歯並びではなく、12〜20歳の日本人の12.9%が出っ歯(上顎前突)であるという調査結果もあるほどです(※1)。
出っ歯になる原因は骨格の遺伝などの先天的なものや、幼少期の指しゃぶりなどの悪習癖である場合など、人によって様々です。
出っ歯は矯正治療で改善できることが多いですが、マウスピース矯正装置「インビザライン」でも治療が可能な場合があります。反対に、インビザラインではしっかり治せない場合、ワイヤー矯正の方が適している場合、外科矯正が必要な場合などがあります。
ご自身の出っ歯がインビザラインで治るかどうかは、一度歯科医師に診てもらい、相談しながら検討しましょう。
※1)日本人に多い不正咬合の種類として叢生があげられ、空隙・上顎前突・過蓋咬合も少なくないと言えそうです。
インビザラインが得意とするのは歯を内側や外側へ移動させることなので、軽度な出っ歯を引っ込める治療にむいているといえます。そのため、歯の傾斜による出っ歯の場合は、インビザラインで進めることも増えてきました。インビザラインの適応症例は増えてきていますが、全ての出っ歯がインビザラインで治るわけではありません。
顎骨のズレなどが起因している重度の出っ歯は、インビザラインのみで改善させることが難しく、ワイヤー矯正や外科矯正を併用させて治療することもあります。
インビザラインに限らず歯科で行う歯列矯正は、時間をかけてゆっくりと歯を動かし、歯列を整える治療ですので、骨格をかえることはできません。
インビザラインには全体矯正の他に、前歯用の装置や部分矯正用の装置があります。当然ながら、歯を動かす範囲が狭い部分矯正は治療期間や費用の負担が全体矯正よりも軽減されます。
そのため、可能であれば部分矯正を希望される方も多くいらっしゃいますが、 出っ歯は部分矯正では治らない場合も多いです。部分矯正で改善が見込めるのは、軽度な傾斜による場合や、歯を並べるスペースが有る場合など、限られた症例です。
全体矯正は、矯正期間は部分矯正よりも長くなりますが、歯列全体を動かすことができるため、適応範囲が広く、出っ歯でも治療できるケースは広がります。
前歯はお口をあけたとき、特に見える場所なので、見た目を気にされている方が多いのですが、汚れがたまりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まる上に、転倒したり何かに衝突した際に歯や口元を怪我してしまう危険があります。
また、出っ歯の原因が上下の顎骨のズレによるものである場合、顎や歯へ必要以上に負担をかけている可能性が高いため良くありません。
咬む際、歯や顎に生じるダメージをバランス良く分散できずに、肩こりや頭痛などの症状を引き起こすこともあります。
インビザラインは矯正中であることに気づかれにくい上に、矯正装置をご自身で自由に取り外しができることや、数多くの芸能人の方が使用されていることもあって、幅広い層に人気がある歯列矯正です。
世界中から集まった膨大なデータをもとに、製品(マウスピース)が日々改良されているため、適応症例は年々広がりを見せています。
ただし、必ずしもインビザラインがご自身の症状に適しているとは限りません。検査の結果、ワイヤー矯正の方が改善が見込めることもあります。
まずは歯科で検査を受け、インビザラインで治療を進められるか歯科医師と相談しましょう。
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