子供の歯について
子供の歯は乳歯といい数は20本あります。乳歯の生える順番は個人差はありますがA乳中切歯→B乳側切歯→D第一乳臼歯→C乳犬歯→E第二乳臼歯という順番です。
乳歯の生える順番
上あご | ||
---|---|---|
A | 乳中切歯 | 10ヶ月頃 |
B | 乳側切歯 | 12ヶ月頃 |
C | 第一乳臼歯 | 1歳10ヶ月頃 |
D | 第一乳臼歯 | 1歳4ヶ月頃 |
E | 第二乳臼歯 | 2歳6ヶ月頃 |
下あご | ||
---|---|---|
A | 乳中切歯 | 7ヶ月頃 |
B | 乳側切歯 | 12ヶ月頃 |
C | 第一乳臼歯 | 1歳10ヶ月頃 |
D | 第一乳臼歯 | 1歳4ヶ月頃 |
E | 第二乳臼歯 | 2歳6ヶ月頃 |
乳歯生えそろうと今度は大人の歯、永久歯が生えてきます。永久歯に生え変わる順番は6→1(A)→2(B)→3(C)→4(D)→5(E)→7と生え変わります。
通常、歯の本数は乳歯20本、永久歯28本(親知らずを除く)ですが、まれに生まれた時から乳歯の本数が少ない、また乳歯の次に生え変わる永久歯がないお子さんもいらっしゃいます。この様に生まれつき歯が少ない状態を先天性欠如といいます。乳歯の先天性欠如は約0.5%、永久歯の先天性欠如は約10.1%の割合で起こり、特に前から2番目(側切歯)と5番目(第2小臼歯)の歯が欠如している事が多くなっています(※1)。
永久歯の先天性欠如は乳歯の次に生え変わる永久歯がないので大人になっても乳歯が残ったままになります。虫歯や歯周病にならず噛み合わせにも問題なければ長く乳歯が持つ事もありますが乳歯は永久歯よりも歯の硬さが弱く根も短いので抜けてしまう事もあります。もし抜けてしまま放置し続けると、前後の歯が傾いてきたり、咬み合わせが変わってくる可能性があります。
乳歯の下に永久歯があるかどうかはパノラマエックス線写真を撮ってみないと分からない事が多いです。お子様のお口の健康を考えるなら、お子様のお口の中の状態を把握することが大切です。歯科のレントゲンはお子様にとってもリスクの少ない被曝量ですので、検診の際はレントゲン撮影にご協力下さい。
1歯 | 2歯 | 3歯 | 4歯 | 5歯以上 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
男子(名) | 333 | 214 | 42 | 37 | 59 | 685 |
女子(名) | 478 | 242 | 47 | 40 | 76 | 883 |
男女 | 811 | 456 | 89 | 77 | 135 | 1,568 |
発現頻度(%) | ||||||
男子(%) | 4.44 | 2.85 | 0.56 | 0.49 | 0.79 | 9.13 |
女子(%) | 5.94 | 3.01 | 0.58 | 0.50 | 0.95 | 10.98 |
男女(名) | 5.22 | 2.93 | 0.57 | 0.50 | 0.87 | 10.09 |
永久歯先天性欠如の歯数別における欠如者数と発現頻度(※1)
※1)1歯欠如の頻度は 5.22%,2 歯欠如は 2.93%,3 歯,4 歯および 5 歯以上では,いずれも 1% 以下でそれぞれ 0.57%,0.50%,0.87% であった
歯並びで骨格や歯の生え方が正しい位置にない状態を不正咬合と言います。不正咬合には遺伝的要因と環境的要因や先天的原因、後天的原因が分けられます。原因がどちらにしても、以下の歯並びに該当ているかな?と思ったら、将来的に歯並びが悪くなる可能性があります。歯並びは見た目だけでなく、咀嚼(そしゃく)や顎関節(がくかんせつ)の問題、むし歯や歯周病のリスク、最終的には歯の寿命にまで影響します。当院では、不正咬合のお子様に対し、保護者のご希望に応じて歯列矯正のカウンセリングを実施しています。ご希望の場合はお気軽にご相談下さい。
いくつか歯が傾いたり重なったりしている状態
上の前歯が前方に突き出ている状態
下の歯が上の歯より前に出ている状態
奥歯を噛んだいるが上下の前歯が噛んでいない状態
咬み合わせ深く下の歯が見えない状態
奥歯で噛んだ時に上下の前歯が先端同士で当たっている状態
お子様の歯並びを悪くする原因「口腔習癖」
口の周りの組織から異常な力が歯に加わると正常な成長発育を阻害し様々な不正咬合を引き起こす事もあります。以上な力とはいわゆる「癖(くせ)」、口腔習癖のことを言います。口腔習癖の全てが必ずしもも不正咬合を引き起こすわけではありませんが頑固で長い時間続くものは不正咬合になる可能性が高くななります。お子様の普段の生活において、以下の習癖が見られる場合はご注意ください。
口腔筋機能療法(MFT)
指しゃぶりなどの口腔習癖や口呼吸、食事時や嚥下時の異常な舌の動きがある場合、MFTという不正咬合になる原因の口回りの筋肉動きを改善させる治療(トレーニング)を行います。
矯正は大きく分けて2つの1期治療と2期治療があります。
1期は主に小児矯正を言い上下の顎の幅のバランスを揃えたり、永久歯が生えるスペースを作ったりします。
2期は主に成人矯正にあたり、全て永久歯が揃い骨格の成長もある程度出来上がってから歯を並べていきます。
小児矯正を考えるタイミングは前歯が永久歯に生え変わりかけ、永久歯が生えるスペースが足りない可能性がある7〜9歳頃にあります。また受け口の場合はもっと早い時期に矯正を行う場合もあります。理想としては、歯が生え始めた2歳ごろから定期的に検診にお越し頂き、乳歯が生え揃った段階で矯正治療が必要な可能性を検討し、時期くれば必要に応じて矯正を始めるのが良いと考えます。小児矯正は骨格を変えられる数少ない治療です。もし、お子様の歯並びが気になる場合は、お気軽にご相談下さい。
※但し小児矯正は保険の適用されない自由診療です。費用や方法など詳しくは小児矯正のページをご覧下さい。
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※日曜・祝日診療は右記診療カレンダーをご覧下さい。
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