歯ぎしりは中々自分では気付けない癖です。自分が寝ている状態を知っている家族や友人に「歯ぎしりすごいね」などと言われなければ
中々自分で歯ぎしりをしていることを知ることは出来ません。
しかし、歯科医院では歯を見ればある程度歯ぎしりがあるかないかを見分けることができます。
歯科医院では、歯と歯が強く擦れ合う際のすり減りをみて、歯ぎしりがあるかないかを判断します。
歯ぎしりが激しい片だと、通常以上の磨耗が歯に見られ、なかには驚くほど下あごを広範囲に動かしている場合もあります。
歯ぎしりは無意識で行なわれるため力の加減が働きません。ですから歯や歯周組織に負担をかけやすく、
お口のトラブルの原因となります。
噛み合わせのバランスで特定の歯に歯ぎしりの力が集中することも多く、歯の寿命を縮めるだけでなく、虫歯や歯周病を含め、
咬合全体を崩壊させる大きな要因となることがあります。
歯ぎしりの治療法は確立されていませんが、負担を軽減する咬み合わせの治療や、マウスピースを就寝時に口の中に入れることで、
歯ぎしりを止めるのではなく、歯ぎしりによるダメージを与えないようにすること可能です。
歯の寿命を縮める歯ぎしり | 公開日: | 最終更新日: 2018年10月25日 | by