「8020運動」という運動をご存知でしょうか?80歳までに20本以上の歯を残しましょうという健康運動のひとつですが、近年の健康志向の高まりから2016年には79~84歳での8020達成率が50%を越えました。(※1)これは運動が提唱された1989年と比べても大幅に上昇しており、長寿大国の日本にとって欠かせない健康目標のひとつになっています。
しかしながら、年々高齢者は増える一方で、満足な歯を持たれていない方の数も多くなっているのが現状です。歯を沢山失う理由としては食生活の偏りや悪化・歯医者が怖くて通えない・近年ではコロナウイルスの蔓延によって歯医者への通院が途絶え口腔内の環境が悪化した等、色々な理由がありそれぞれに適切な治療が必要とされています。
そんな、歯がボロボロ・歯を沢山なくしてしまった人にこそ歯医者に来ていただきたい理由と、治療方法についてご紹介いたします。
※1)今回の調査結果では、80歳になっても自分の歯が20本以上ある8020(はちまるにいまる)を達成した人の割合が、前回調査の40.2%から51.2%に増加していることなどが分かりました。
「今の状態で歯医者に行くのは気が引ける」「歯医者さんに怒られてしまうのでは?」と考えてしまう方もかもしれませんが、むし歯・歯周病などを放置したままで状態が良くなることは絶対にありません。ですから、当院はどんな状態で来られた患者様にも分け隔てなく治療および治療のご提案をさせていただきます。
また、一概にボロボロと言っても原因や状態によって治療方法が変わってきます。むし歯がたくさんできているのか?歯周病が重度に進行しているのか?まずは歯医者さんに行って、きちんと診断してもらいましょう。
お口の健康状態はそのまま全身の健康につながると言っても過言ではありません。実際のところ、年代別に残っている歯の数と医科の医療費の関係を調査した結果では、残存歯数が多い人の方が明らかに医療費が低い(※2)ことが分かっています。
つまり、歯を失うと別の身体の病気・疾患に罹るリスクも高まるという事です。歯を失う原因として最も多いのが歯周病ですが、歯周病菌が糖尿病・認知症・脳血管疾患などにも関与していると言われています。
また歯の数が少ないと食べ物を十分に咀嚼(噛んで飲み込むこと)することができないため、偏食や栄養不足になり体力が低下していきます。
口腔内の健康状態がそのまま全身の健康状態として現れるため、快適な食生活と多額の医療費、2つの側面からつらい思いをする可能性が高いのです。
※2)本研究結果から、口腔の健康状態の中では特に残存歯数が、歯科保健サービスの中では特に予防 目的の歯科医療機関の受診が、歯科医療費および医療費と関連することが示唆された。
ブリッジは残った歯を土台として橋を架けるようにする治療方法です。健康な歯が残っており、ブリッジにしても耐えることが診断できた場合に適用できます。
ブリッジは保険適用が可能な治療方法で、比較的安価に治療を完了できますが、健康な歯が残っていることが条件になるため、あまりにも多くの歯を失っている方に対しては治療することができません。また、歯周病が重度に進行している方にも適用できない可能性が高いです。
適用できるかどうかも含めて、歯科医師に相談するのが良いでしょう。
もっともポピュラーな治療として知られる入れ歯(義歯)治療。入れ歯は様々な状態の欠損(歯が抜けている状態)に対応できるので、費用面や手軽さで選ばれる方も多い治療です。
治療に関しても保険適用のものがありますので、大きな負担にはなりません。しかしながら、天然歯のように根っこが無いため噛む力・咀嚼力は大幅に落ちてしまいますし、見た目の問題や取り外しの煩わしさもあります。
耐用性や見た目のことも考慮して、自由診療(保険適用外)の入れ歯も選択することができます。当院では保険適用の入れ歯の他にも審美性や機能性に優れた入れ歯のご提案も可能です。
フルマウス治療とは、名前の通りお口全体を包括的に治療していく方法です。患者様それぞれに合わせた治療計画を立てて、口腔内全体を考慮し、入れ歯や全顎インプラント治療、インプラントの技術を利用したAll-on-4治療などが治療の種類として挙げられます。ですので、金額や治療方法も患者様の状態によって決まります。
自由診療の中でも高価な部類に入りますが、綺麗に生えそろったかのような歯(セラミック)と天然歯に近い噛む力を取り戻すことができる唯一の治療方法と言ってもいいでしょう。
当院では特に重度歯周病などで歯が数本ほどしか無い方へ向けた「All-on-4(オールオン4)治療」に力を入れております。
すでに多くの歯を失ってしまっている場合や無歯顎(全く歯が無い方)の場合の治療法として「All-on-4」という方法があります。All-on-4とは片顎に対して4~6本のインプラントを埋め込み、それを土台とした固定型の総入れ歯のような構造を装着する治療方法です。
従来のインプラント治療ではインプラントと骨がしっかり結合するまで歯の部分をつけることができないため、噛めない期間が長くなっていました。All-on-4は手術当日に仮の歯を装着することができるため、機能回復が大幅に早いことや、しっかりした骨の部分を狙ってインプラントを埋め込めるので、骨を作る「骨造成」の必要がない場合も多く、適応症の多い治療でもあります。
もちろんメリットだけではなく、治療完了後も異常が無いように定期的な通院が必要になる点や、上下を合わせると10本近くのインプラントを埋めることになるため、手術(入院の必要はありません)が必要になる点も患者様が心配される要因のひとつです。
当院ではオールオン4手術の経験がある歯科医師が担当・監修し、院内の歯科技工所で個人に合わせた精密な歯の構造を製作いたしますので、オールオン4を希望される場合は、様々な不安を取り除きながら丁寧にカウンセリングをさせていただき、手術を行っていきます。
メリット | デメリット |
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当院では一般的な入れ歯治療から、オールオン4治療まで幅広く扱っております。患者様のお口の中の健康状態・症状の原因・治療の予算等、全てをご相談したのち、患者様に寄り添った治療計画を提案させていただきます。
冒頭でもお伝えしたように、歯がボロボロになってしまった方ほど、なかなか治療に踏み切れないという方が多いです。当院では、どれだけボロボロでも叱りつけることもなければ、責めるようなこともありません。むしろ、それを治療するのが私たちの役割で、まずは一旦しっかり治療して、良くなった状態を保つことができるようお手伝いしていきます。まずは、勇気を出して相談にお越しください。
歯をたくさん失われてしまうととても大変な思いをされているかと思います。できるだけ早く歯科医院を受診して、ストレスの無い健康的な歯を目指して治療を進めていきませんか?
明石アップル歯科
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